昨日は、私の自己紹介を致しました。私の経歴など誰も興味ないだろうと思っていたのですが、思いもかけず多くの方が読んでくださり、ただただ驚いております。ありがとうございました。
あれから、自分のこれまでの人生についていろいろ考えておりましたら、夕べ遅く、ふとあることに思い至りました。
それは、私の中の長年の疑問を氷解させ、かつまた私に最高の喜びをもたらし、そしてこれからも強く生きてゆく勇気をくれるほどの、素晴らしい、本当に素晴らしい発見です。
これほど幸せなことはない、生きている間にそこに気づけて本当に良かった。そんな事実です。
今日はそのことをお話しします。あえてまとめのタイトルをつけるなら「私の意識の180度転換について」です。
32歳で社労士として独立しましたが、私はずっと「己のためだけ」にがんばっていました。「この道に賭けてこの道で一生がんばっていくからには、何がなんでもこの道で一番になりたい!」その想いのみで必死に日々を生きていました。
人のことなんて、露ほども考えたことはなかったのです。
でも、真島社労士塾をやめて通常業務を再開した頃から、自分の気持ちが明らかに変化していくのを感じていました。
「自分のことより人のために」
「これからの人生は人さまのために働こう」
「自分のため」が「人のため」となったのですから、完全に180度の転換です。
その事実は良いのですが、問題はその理由です。なぜ私の中で、そのような発想の転換が行われたのか。
単純に私は、「年を取ったから」と考えていました。年を取って人間が丸くなり、また、人生の先行きが見えて来てある種のあきらめに似た気持ちも出て来たのだろう、と解釈していました。
でも、夕べふと気づいたのです。そうではなかった!!!
私の180度の意識の転換には、もっと明確な、そしてずっとずっと素敵なちゃんとした理由があったのです!!!
どうしてそこにこれまで気づかなかったのだろう。ああ、俺はなんて愚かなんだ!
でも、確かに夕べそこに気づけた。死ぬ前に気づけた。良かった、本当に良かった。
その理由とは、「私に心底感謝してくださる方々の存在」です。
自分のことしか考えずにまい進していた私でしたが、あるとき、私に感謝してくださる方が現れたのです。「先生のおかげで合格でき、人生を変えることができました。本当にありがとうございました」
正直、ビックリしたことを覚えています。「いや、俺、そんなつもりでやってたわけじゃないんだけど」と心の中で大きく戸惑っていました。
感謝してくださるのはその方だけではなく、それからたびたび現れてくださるようになりました。
私は悟ったのです。「そうか、自分のために必死で作り上げた力や技が、結果的に人の役に立てていたんだ!」
これは、究極に嬉しい誤算です。神さまがくれた最高のプレゼントですね。
おかげで私は、「人に感謝していただけることの快感」を知ることができました。そして徐々にではありますが、「自分のことより人さまのために」の方向へ意識がシフトしていったものと思われます。
「人に感謝してもらうことで自分が幸せになるのだから、結局は自分のため」であることは否定しません。というか、まさにその通りです。
でも、かつては自分の立身出世しか考えていなかったのに、今は「己はどうでも良いから人さまのために尽くしたい」と思えるようになったことは、私の中ではとってもとっても大きな変化なのです。
変化というより、進化という方が正確かも知れません。
その進化をもたらしてくれたものは、神のご加護(あ、私無宗教です。これはある種の比喩です)と、図らずも私なぞに感謝してくださる素敵な方々のおかげです。
心から、心から、本当にありがとうございます。
私は、これからも人さまのお役に立てるよう、精進してまいります。
ああ、なんだか、とっても幸せです。