プロレスラーの木村花さんが亡くなりました。SNSでの誹謗中傷が原因ではないかと言われています。
残念すぎて言葉がないです。
SNSでの誹謗中傷。その悪質さ、卑劣さ、昔から言われ続けているのに、未だになくならない。
ネット社会になる前の社会では、一般人が自らの意見を世の中に発出する手段などありませんでした。強いて言えば新聞への投稿ですが、そこには良くも悪くも新聞社による「検閲」があり、秩序が保たれていました。
でも今は、いつでも誰でも、そして、匿名で、好き勝手なことを世界に向けて発信できる。
なんて恐ろしい世界。
秩序が崩壊した時代だからこそ、一人ひとりの良識が求められる。
でも、残念なことに世界には人が多いので、中には良識のカケラもない人間が確かに存在する。
そんな奴らが誹謗中傷によって人を殺す。
コロナ禍の中で出現した「自粛警察」なる者たち。ネットで誹謗中傷を行う者たちと同じ人種だと思いますが、彼らは「自らが絶対的な正義」と思い込んでいるようです。
「世の悪に対して絶対的な正義である自分が鉄槌を下す」が悪質投稿のモチベーションになっているとか。
ただしやつらは、絶対に名を名乗らない。自らを安全圏に置いた上で、徹底的に人を責め立てる。
これが卑劣すぎる行為だと自ら認識できないとは、どこまで哀れなのだろう。
今回の事件でも、誹謗中傷した輩はみなアカウント削除によって逃げ去ったとのこと。
甘い!実は逃げられません。その気になれば当人の特定は簡単です。なにがなんでも特定して欲しい。そして、なんらかの形で償って欲しいです。
木村花さんのご冥福をお祈りします。