ふと思ったのであって、特定の誰かをイメージしつつの投稿ではないです。
誰かにものを教えるときに(教えるものは何でもいいです。勉強でも歌でも楽器でも)、生徒さんの「欠点の指摘」しかしない人(講師)っているんですよね。
来る日も来る日も欠点の指摘だけを繰り返される生徒さんの方は、どんどん自信を失くしていきます。最悪の場合、絶望感に支配されて、すべてを投げ出してしまったりします。
いや、講師の方は、悪意でやってるわけではないと思います(さすがにそんな人はいないと思いたい)。そうではなくて、内心では次のように考えているのではないでしょうか。「この人は、全体的にはとってもいい。ただ、少しだけ弱点があるので、そこを指摘して修正してあげれば、この人のレベルは格段に上がる!」
目の前の生徒さんのために!という想いが強すぎるがゆえに、ついつい欠点の指摘ばかりやってしまう・・・。
う〜むですね。
そう思ってるのなら、どうしてそう言わないのでしょう。ちゃんと口に出して、です。心でいくら思ってたって、言葉にしないと相手には伝わりません。
ちゃんと口に出すこともそうですが、私はやはり、「けなすばかりではなくて、良い点はどんどん褒める」ことが大切であると思います。
別にお世辞を言う必要はありません。誰にだって良いところは必ずあるはずなので、そこを探してしっかり褒めるのです。
褒められて悪い気がする人はいませんので、生徒さんのやる気を維持・鼓舞する効果があると思います。
その上で、欠点の指摘を行えば、生徒さんも理解して、前向きにとらえてくれるのではないでしょうか。
人にものを教えるのは、とっても難しいことだと思います。生徒さんを信じ、生徒さんを想うことは当然必要ですが、合わせてここに書いたような「ノウハウ」も大切なのではないでしょうか。