私の生まれ故郷奄美大島、まだ食べ物や観光地のご紹介をしていませんが、今日は少し趣向を変えて、私が生まれ育った大島本島を飛び出して、奄美群島の他の島々をご紹介します。
大島本島から与論島までが奄美群島ですね。県で言えば鹿児島県(そう、与論島は沖縄県ではないんですねぇ)。
たくさんの島がありますが、主な島は以下。
大島本島(加計呂麻島含む)
徳之島
沖永良部島
与論島
喜界島
〇徳之島
奄美群島で、本島の次に大きな島。私は中学校の修学旅行で行きました。闘牛が名物ですね。
スペインのような人間vs牛ではなく、牛同士で戦わせます。修学旅行のときに目にしたはずですが、まったく記憶にありません(汗)。
〇沖永良部島
徳之島の南にある本島のミニチュアのような形をした島。とってもキレイな鍾乳洞があります。
奄美群島には、昔から5000トンクラスの大きなフェリーが就航しているのですが(そのまま沖縄まで行くので、大きな船なのです)、私が子どもの頃のこの島は大きな港がなく、そんな大きなフェリーは接岸できませんでした。
そこで仕方なく、艀(はしけ)が出ていました。はしけとは、沖に錨を下した本船と島の波止場とを結ぶ小船のことです。
はしけがフェリーに横付けし、島に降りる乗客は、フェリーからはしけに飛び移ります。
凪の日ならまだしもですが、少し天気が荒れて波がある状態を想像してみてください。5000トンクラスのフェリーと木の葉ほどの小船とでは、波の影響を受けての揺れ方がまったく異なります(物理学的に当然ですね)。ぐーっと波が来ると、フェリーはあまり動かないけど、はしけは数メートルの範囲で上下に動きます。
タイミングを見計らって、ちょうどフェリーとはしけが同じ高さになった瞬間に飛び移るのです。
2人の船員さんが両側から補助してくれるとはいえ、どれだけ恐ろしいかは想像がつくと思います。
私も子どもの頃に一度だけ経験しましたが、「もう二度とこの島には来るもんか!」と思ったことを覚えています。
←参考画像
皆本当に恐ろしかったものと見えて、事実かどうかはわかりませんが、こんな逸話が残っています。
「あるとき、若い女性の乗客がはしけに飛び移る際にタイミングを誤って海に落ちてしまった。波が高くもはやどうしようもないかと思われたのだが、たまたまその女性が髪が長かったので、船員さんがタイミングを見計らって髪をつかんで引き上げ、女性は命が助かった」
いやいや、恐ろしい限りです。ちなみに、今はフェリーが接岸できる大きな港ができているので、安心ですよ。
〇与論島
いわずと知れた一大観光地である与論島です。
小さな島ですが、それはそれは美しいらしいですね。というのは、実は私は行ったことがありません。
〇喜界島
本当の東に位置する小さな島です。私は子どもの頃に一度だけポンポン船のような貨物船に乗って(当時は交通手段がそれしかなかった)、行った覚えがあります。
今グーグルストリートビューで見てみても、特に何があるという島ではありませんね・・・。もちろん、自然はキレイですが。
〇加計呂麻島
本島の南西に位置し、本島そのものの一部を構成している感じです。
自然がそのまま残っていて、「天国のよう」と言われるほど美しい島です。本島との間の海峡を大島海峡といいますが、ここを水中観光船で潜ると、それはそれは美しいサンゴ礁の景色を観ることができます。熱帯魚や海がめと出会えますよ。