私は昔から、人と同じことをするのが苦手です。というより、はっきり言っちゃうと大キライ!です。
「みんなで一緒に夕日に向かって走ろう!」とか死ぬほどダメだし、着るものや持ち物も、そのときに流行っているものなんて、絶対絶対無理です。
人と同じものを身に着けるということは、「集団の中に溶け込み己の個性を自ら消す」ということですね、「人と同じ自分になる」ということ。
ほとんどの人はきっとそこに快感を感じるのでしょうが(想像です)、私はそこにこそ究極の不快感を感じるのです。
これは持って生まれた性分なので、どうにもなりません。同調しようと努力したことも多々ありますが、どうしても無理でしたもの。身体が、心が、全力で拒否するのです。もはや、自分の意志ではどうしようもないんですよね(え、そこまで? はい、そこまでです)。
たまに寂しさを感じることがありますが、ま、そこは仕方ないですね。
でも、そのおかげで(もちろん自分の価値観ですが)、楽しい人生を歩めたと思っています。人と同じ会社員を辞め、人と違う方向でビジネスを展開して、今日まで生きて来ました。
人が踏み荒らしていない荒野に自ら道を切り開いていくことの快感に常に酔いしれる、ことができたのです。
自己陶酔が過ぎましたね、ごめんなさい。
ただ、なんというか、集団に同調できない、わがままで自分勝手でどうしようもない、そんな自分が好きなのですよ。そして、変えるつもりもないのです。