「うちの会社では労使トラブルなんて一度も起きたことがないんだよ!」とおっしゃる社長がいらっしゃいます。
はっきり言います。あなたは、これまでただただ運が良かっただけですよ!
労使トラブルは、一定の頻度で必ず発生します。そこは確率論だけの問題と考えた方が良くて、優秀な社員の方ばかりが集っている会社でも例外ではありません。
だって、優秀な社員の方ばかりが集まっている会社は業績も伸びているでしょうから、そのうち新規採用をしますでしょ?その新規社員が問題社員とならない保証がどこにあるのですか???「採用時に見極める」ったって、何回かの面接や適性試験だけで人のすべてはわかりませんよ。
もっというと、優秀な社員の方々だって、ある日突然問題社員に豹変しないという保証がどこにあるのですか(これが意外と多い!)?
今は、インターネットやスマホなどという著しく不便なものがありますから、誰でもすぐにモンスター従業員になれるんです。文明の進化、時代の変化をなめてはいけませんよ。社長がモンスター従業員に遭遇する確率は、社長が考えるよりずっとずっと高いと認識するべきです。
いつも口をすっぱくして言ってる通り、労使トラブルは起きるまではあまり意識しない人が多いですが、いざ起きてしまうと、本当に大変です。いわゆる「泥沼状態」になりますし、解決には多大な時間と労力を要します。
「転ばぬ先の杖」、そろそろこの言葉の意味を噛み締めませんか?事前にしっかり対策を立てておけば、残念ながら労使トラブルが起きても被害を最小限に抑えることができるのです。
今ですよ、今やらなくてどうします?!他ならぬあなたの会社のことですよ。自分がかわいいなら、まずじっくり考えてください。そして行動してください。
※なんて過激なことを書いても、多くの社長は「どこ吹く風」とばかりに一切反応しないのでしょうねぇ。そして、近い将来労使トラブルが勃発したときに初めて、私が言っていたことが正しいことに気づくのですよ。うん、人は実際に窮地に陥らないと危機を実感しない、難しいですねぇ・・・。
上から目線の投稿、大変失礼致しました<m(__)m>
※弊事務所は、ブラック企業の味方は一切致しません!